園長インタビュー詳細

パートで入社して社員にステップアップ。今年から園長に

鈴木 久美子(すずき・くみこ)
株式会社ユーカリ
パンダ保育園・分園こぱんだ 園長

PROFILE
結婚を機に幼稚園教諭を退職後、子どもを集団に預ける時期に保育補助としてパート入社。保育士という仕事の面白さを実感して保育士資格を取得。取得後は子どもの手がかからなくなったタイミングで正社員にステップアップし、パンダ保育園の主任へ昇格。2021年にパンダ保育園園長に就任。今年、子どもと同い年の保育士が入社を迎える。
代表の言葉に感動して、ここで働き続けようと決心

ユーカリにパートとして入社してすぐのころ、子どもが熱を出して寝込んでしまったんです。心配でしたが「仕事を休むわけにはいかない」と出勤しました。すると代表が私の不安げな様子に気づいたのか、声をかけてくださって。それで、子どもが熱を出していることを話すと「自分の子どもを大事にできなくて、預かっているお子さんを大事になんてできません。いますぐ帰って子どものそばにいてあげてください!」とおっしゃったんです。
この言葉に感動して、何があってもここで働き続けたいと思いました。

子どもを指導するというより仲間になる寄り添い方

ユーカリでは、子どもを本当に主体として考える姿勢に驚かされました。あれはダメ、これはダメといったルールがなく、子どもたちの目線で一緒になって考える保育なんです。例えば、1日のはじめに「今日は何をして遊ぼうか」と子どもたちに聞きます。いくつか候補が出たら、やはり子どもたちに「どっちがいいかな」と聞きます。指導というより、仲間のひとりとして寄り添うのです。そうすることで、子どもたちにとって、何かすると怒る怖い人ではなく、信頼できる仲間として認識され、いざというときの信頼も強くなっている気がします。

代表からの声かけが大きなターニングポイントに

保育士としての資格や経験もなくパートで入社したので、まずは保育補助としてスタートしました。その後、この仕事でずっとやっていく決意をして保育士の資格を取得。このころは本当にわからないことだらけで、周囲の先輩保育士にお世話になってばかりでした。そして、子どもの手があまりかからなくなったころに、代表から「そろそろフルタイムで働いてみないか」と声をかけていただき正社員へ。そこから主任になり、園長までステップアップしたのです。ですが、自分の何が評価されたのか手ごたえはありませんでした。そのため園長の打診を受けたとき、代表に「私で大丈夫ですか?」と伺ったくらいです。すると「そのままでいいんですよ」と言っていただき、その言葉に背中を押されて園長をお受けしました。

これまでパンダ保育園で働いていて、保育現場としても、職場としても、本当に素晴らしいと思っています。新園長として、今はパンダ保育園の良いところを守っていきたいと思います。それを踏まえて、より自由な保育ができないかと考えていきたいです。子どもたち一人ひとりを大切に考えるように、保育士のことも大切に考えている職場ですので、ぜひ一度お越しください。

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